研究者情報
研究者名 |
師玉 真理(しだま しんり) |
研究分野 |
専門は、日本文学、批評・文学理論、思想文化論。表現の形態を視軸に、ひろく思考の背後にあって思考そのものを導いている、そんなイメージや想像力の領域の探究がライフワークです。 |
研究業績 |
- 「解決なき解決としての物語――吉本隆明『共同幻想論』における叙述形態――」:『神奈川工科大学研究報告 A人文社会科学編』第36号(神奈川工科大学、2012)。
- 「中上健次における”南”――バイロジカルな表現形態から見る「南方的想像力」――」:『比較文化研究』No.97(日本比較文化学会、2011)。
- 「創像のマテリアル――吉本隆明、〈言葉からの触手〉考――」:『臨時増刊 現代思想 総特集=吉本隆明』2008、vol.36-11(青土社、2008)。
- 「想像力の音調――中上健次における「南方的想像力」」:『Ripresa(リプレーザ)』No.3(リプレーザ社、2007)。
- 「物語に抗する《語り》――中上健次『枯木灘』にみる、叙述形態としてのボナパルティズム」:『表現学部紀要』07/2006(和光大学表現学部、2006)。
- 「像(イメージ)の〈響応〉――フーコー/クロソフスキー」:『臨時増刊 現代思想 総特集=フーコー』2003、vol.31-16(青土社、2003)。
- 「暗騒音の掘削者――上村忠男『超越と横断』考」:『未来』2003年7月号、No.442(未來社、2003)。
- 「〈表現〉の幾何――島尾敏雄/吉本隆明 試論」:『現代思想』2002年10・11月号、vol.30-12・13(青土社、2002)。
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卒業研究 |
表現・表象文化の現在的な在りようを、具体的なテクスト・作品を対象として、記号論をはじめとする批評・文学理論や文化理論に依拠した理論的な分析をおこないながら研究していきます。研究対象は個々の関心のあるところで決定したいとかんがえておりますが、対象に応じた方法論それじたいの検討・探究も含め、テクストや作品の背後にあってそこに価値を与えている知の制度性を解明し、きたるべき新たな時代における思考・想像力の端緒をつかみだすという方向性のもと、それぞれの研究をすすめていただくことをかんがえています。
【過去の卒業研究テーマ】
[2009年度]
・プロダクトデザインにおける”ものづくり”思考についての研究
・オートポイエーシスからみた工学的発想の研究
[2010年度]
・創発的コンテンツ生成のメカニズム
・情報社会に必要な情報教育についての考察
[2011年度]
・アニメーション映画における表象論的考察―谷口悟朗監督作品論―― |
外部サイト
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